若手とベテラン、緒方建設を語る。

会社の成長・発展のためにも世代交代と技術の継承が急務

会社の歴史の半分以上(34年)を
経験していらっしゃいますね。

 私は3代の社長の下で働いてきました。先代までは「トップダウン」でグイグイ引っ張っていくタイプ。大変なこともありましたが、私たち社員も「何とか期待に応えなければ」と必死で、どんなに忙しくても手抜きせずにコツコツやって来ました。お陰さまで現在の緒方建設が地域の建設業者の中でもトップクラスにあるのは、その頃の蓄積があるからだと思います。現社長は、逆に私たちベテラン社員はもちろん、若手の声にもしっかり耳を傾けていただけるので、こちらからさまざまな提案をできる恵まれた環境です。

会社の社風などは?

 何かあれば、すぐに皆で協力しあえる体制や、そうした心意気のある社員が多いことですね。例えば、検査日までに工事が間に合わない現場があった時など、その現場に関係ない社員も総出で手伝って、何とか検査に間に合うように仕上げたこともあります。

さまざまな人と接する現場の仕事はコミュニケーション能力が重要

ベテランとして、若い社員を教育する立場ですが。

  私たちベテランは、技術的な面では自信を持っていますが、だからといっていつまでも私たちが現場に出ていても会社は成長しません。この業界で1人前の仕事が出来るようになるには最低でも10年はかかりますが、ようやく30代の社員たちの中に、ある程度(仕事を)任せられる人材が育って来ました。これからは、彼らがさらに若い社員を育てて、世代交代しながらわが社の技術力をしっかりと継承していってほしい。しかも、業界を取り巻く状況が厳しい中で、それをスピーディーに行う必要があると思います。

この仕事をしていく上で大切なことは何ですか?

 技術的なことはもちろんですが、一番大切なのはコミュニケーション能力だと思います。現場では、緒方建設の社員だけでなく下請けの皆さん、周辺住民の方々、関係する役所など、さまざまな人と接したり、調整が必要になります。そうした総合的な人間力がなければ、この仕事は務まりません。

失敗を前向きにとらえ、そこから成長していってほしい

若い社員へ伝えたいことは?

 現場の仕事は、毎回場所も工事の内容も違い、同じ現場は二度とありません。だから失敗もする。実際、私もそうでした。若い社員には、失敗してもいいから「まずやってみろ」と言っています。その失敗を前向きにとらえて、そこから得た反省や教訓を次に活かすことが成長につながりますからね。

この仕事をやっていてよかったと思うのは?

 体力的にも精神的にもきつい仕事なのは事実ですが、自分の子どもや孫たちに「ここは俺がやった仕事だよ」と言えるものが残るというのが一番です。入社以来、数々の現場を経験して、その失敗も含めて全部覚えています。今でも、当時の現場の近くを通ったりすると、必ず立ち寄っています。

自身のこれからの目標などは?

 ベテランになると、どうしても現実ばかり見てしまいます(笑)。でも、私はこの仕事が好きですし、それは「こうありたい」「こういう仕事がしたい」という理想があるからだと思います。ですから、これからも理想だけはなくしたくないですね。

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